■■■ タバコ価格の国際比較について ■■■
新聞やテレビの報道でご承知のように、「たばこと健康を考える議員連盟」が2008年6月13日に設立総会が開催されるなど、タバコ税・価格の大幅引き上げが政治の場で検討されています。
日本のタバコ価格は安いといわれますが、実際のデータはどうでしょうか。今年2月に公表されたWHOの Report on the Global Tobacco Epidemic, 2008 - The MPOWER package の付録 Global tobacco control policy data では、最も売れ筋の1箱20本入りたばこ価格の国別のデータも示しています。日本では300円(2.46国際ドル、2006年の購買力平価で評価)ですが、これは、英国では5.23ポンド(8.68国際ドル)、フランス5.00ユーロ(5.73国際ドル)、ドイツ4.44ユーロ(5.01国際ドル)、オーストラリア9.13豪ドル(6.52国際ドル)、カナダ8.53カナダドル(6.71国際ドル)、米国3.89ドル(3.89国際ドル)などに比べて極めて安いことは明らかです。なお、米国やカナダのたばこ価格、たばこ税は州によって異なりますので米国CDC(Centers for Disease Control and Prevention)の State Tobacco Activities Tracking and Evaluation (STATE) System から州ごとに2007年のデータを表にしました。なお、6月15日のAP通信によると、米ニューヨーク州では6月2日からたばこの税金が値上がり、全米一の税額、1箱あたり2.75ドル(300円)に、この増税でたばこ価格は1箱あたり最高で10ドル(約1,080円、ニューヨーク市)となりました。
日本学術会議は2008年3月に要望「脱タバコ社会の実現に向けて」を政府に提出しましたが、この中で「タバコ税を大幅に引き上げて、税収を確保したまま、タバコ消費量の減少をはかる」という提言をしています。また、禁煙医師連盟では2007年7月に日本学術会議と共催でシンポジウム「脱タバコ社会の実現のために―エビデンスに基づく対策の提言―」を開催しました。報告書もあわせて、御覧ください(本連盟 大島 明会長)。
こちらから → USA各州のたばこ税と小売価格 2007年(CDC: Centers for Disease Control and Prevention) PDF
こちらから → 日本学術会議要望 脱タバコ社会の実現に向けて(PDF)
こちらから → シンポジウム「脱タバコ社会の実現のために―エビデンスに基づく対策の提言―」報告集